病魔は突然にやって来た
何事も自己判断のミスが、命取りになることもある。
そのことを知った入院生活であった。
10月23日 病の序章
この日の朝は、珍しく菓子パンを食べました。
珈琲味のお菓子とか、たまに買うので、普段買わない菓子パンを買った。
そして出勤しました。
10時過ぎに、なんだか気持ち悪くなってきた。
昼には、お腹の調子も悪くなり、早退を伝え帰宅することに。
夜にはお腹が張ってきたのが分かる。
食あたりか、便秘か、翌朝排便すれば、スッキリかもと就寝。
10月24日 腹痛が強まり欠勤する
結局は腹痛で眠れない。
深夜遅く、大量の嘔吐で鼻が塞がり苦しむ。
即座に横に顔を向け、鼻抜きして助かる。
嘔吐物は、用心して用意したボールに吐いた。
2度目の嘔吐。また大量。
ボールが満タンになる。
周りに飛び散ったのを、急いで拭き取る。
寝具二つが駄目になりました。
そして、突然全身痙攣が始まる。
身体中が寒くてたまらない。
痙攣で身体が動けない。
しばらくして気を失っていた。
朝、正気を取り戻した。
職場に、今週は休みたいと伝える。
深夜の惨劇の後始末に追われる。
その間、ずっと腹痛のまま。
どんな姿勢でも痛い状態になっていた。
トイレに行くのがギリギリ。
ただただ、時間が過ぎ、腹痛が治るのを待つことにした。
この時点で判断が間違っていた。
10月25日 下痢が始まる
発症から三日目。
食事は23日からしてない。
さすがにキツいので、おかゆを一杯食べる。
けど腹痛は続いてる。
そうしたところ、排便が始まった。
完全に下痢で、周期的にやってくる。
落ち着いたら内科に行こうとしていたが、下痢が落ち着かない。
突然漏れたら、車や医院にも迷惑がかかる。
下痢が落ち着いたら、行くことにしよう。
水分が相当抜けてるので、ヨーグルトやカルピスで補給した。
お腹はパンパンのままだ。
まだ判断ミスに、気づかない。
10月26日 内科クリニックで衝撃の宣告 「腸閉塞」
とりあえずお腹の痛みがピーク超えて落ち着いた。
車運転して内科に行こう。
明け方、ネットで予約が取れた。
以前、胃カメラとピロリ菌でお世話になった内科クリニック。
診察して先生「なぜすぐ受診しなかったのですか?」
救急車を呼ぶほどの症状ですと苦言。
血液検査2本採血とレントゲン撮影。
すぐレントゲン写真は見られた。
先生「腸閉塞です。腸が止まってます」
「病院を紹介したいが、土曜で手続きできません」
「とりあえず月曜、一番に来てください。血液検査も出ます」
今日は、胃腸薬もらって、月曜から仕事をと思っていたが無理とわかる。
先生は、腹部の手術してない自分に疑問を持っていた。
腸閉塞の原因の大半は、腹部手術がのトラブルだとか。
先生は、私のがん検査、いつ?と聞いていた。
5〜6年前というのが長く経ってると。
気になるな。
その日も帰宅後、少量の排便があった。
10月27日 腹痛もやや落ち着く
明日も内科クリニックの通院があると、職場に休むのを伝える。
この時点でも、29日火曜から勤務に戻る気でいた。
少量の排便が3回。
しかしお腹の張りがいっこうに収まらない。
触ると痛い。歩くと振動で痛い。
多少歩けるようになったし、この分だと快方か・・・。
淡い期待は打ち砕かれるのであった。
続く。
コメント